50代二人以上世帯の平均貯金と貯金偏差値【最新版】
僕ももうすぐ50に差しかかろうとする年齢ですが、最近めっきり身体能力が落ちて、身体もずいぶんガタが来たなぁと感じますね。。
まあ、男の場合あと10〜20年くらいで寿命を終える人もけっこう多いわけですから、その通りっちゃその通りなんですが、自分もこうなるとはな〜、人生あっという間ですよね。
さてさて、今回は50代の二人以上世帯の貯蓄額を取り上げてみたいと思います。
定年まで、もう数年しかないものの、なかなか思うように貯蓄が進まない家庭も多いと思います。
特に最近は、物価がどんどん上がっているし、賃金は下がっているしで、生活していくための賃金の獲得難易度自体が上がっています。
皆さんの懐事情はどんなもんなんでしょうか。
データのソースは令和3年9月3日~9月15日に行われた、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」の結果より。
今回も貯金額と貯金偏差値を算出していきます!!
50歳代の貯金の平均値・中央値は
平均値 | 中央値 | |
単身世帯 | 1067万 | 130万 |
二人以上世帯 | 1386万 | 400万 |
50歳代になると、独身でも二人以上世帯でも平均貯蓄は1000万越え!
しばらく前に老後2000万円問題なんてものも出ましたが、みなさんけっこう着実に貯金をしていっているようですね。
しかし、二人以上世帯での中央値は400万円となっており、これは平均値とはずいぶんかけ離れています。
貯めている世帯以上に、貯蓄の少ない世帯数が多いという実態を現していますね。
この「家計の金融行動に関する世論調査」の最新データを見ると、老後の生活費として毎月約35万円が必要と考えている模様。
それに対して必要な貯蓄は1934万円と考えていることから、老後2000万円というのは、目安としてすでに一般的になっていることが伺えます。
さて、このデータが書かれていた家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]の各種分類別データ(令和3年)スクリーンショットを下に貼っておきます。
それでは、貯金額が二人以上世帯の上位何%に分類されるか上の表から計算していきましょう。
無回答は全体の数から省いて算出します。
3000万円以上 12.9/100-3.5=13.3%
2000万円以上 6.6+12.9/100-3.5=20.2%
1500万円以上 5.7+6.6+12.9/100-3.5=26.1%
1000万円以上 8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=34.4%
700万円以上 6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=40.9%
500万円以上 6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=47.6%
400万円以上 3.4+6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=51.1%
300万円以上 4.0+3.4+6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=55.2%
200万円以上 4.5+4.0+3.4+6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=60.9%
100万円以上 6.5+4.5+4.0+3.4+6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=66.6%
貯金少しあり 8.9+6.5+4.5+4.0+3.4+6.4+6.3+8.0+5.7+6.6+12.9/100-3.5=75.9%
このようになりました。
いやー、まず3000万円以上が13.3%というのが凄いですね。
1/3以上の世帯が1000万円以上持っています。
住宅ローンがあって、子供を何人も育てながらも、これだけ貯めている家庭がけっこうあるってことですね。
いずれにしても60歳までにどれだけ貯蓄を増やせるかがキモになります。
最近の日本は世知辛いですから、いざというときの貯蓄がないと、本当に路頭に迷うハメになりますね。
それでは恒例の偏差値を出していきましょう。
50代二人以上世帯の貯金偏差値
50代二人以上世帯の貯金 | 上位から何% | 偏差値 |
3000万円以上 | 13.3% | 61.1 |
2000万円以上 | 20.2% | 58.3 |
1500万円以上 | 26.1% | 56.4 |
1000万円以上 | 34.4% | 54.0 |
700万円以上 | 40.9% | 52.3 |
500万円以上 | 47.6% | 50.6 |
400万円以上 | 51.1% | 49.7 |
300万円以上 | 55.2% | 48.7 |
200万円以上 | 60.9% | 47.2 |
100万円以上 | 66.6% | 45.7 |
貯金少しあり | 75.9% | 43.0 |
といった感じですね。
やはり全体的に貯蓄の多い家庭が多い!
3000万円以上の資産があれば、老後もずいぶん気持ちにゆとりが持てそうです。
他の年代についても計算しておりますので、以下の記事もご覧下さい。